ものはらこう

このせかいのいろんなものはら

2020-01-01から1年間の記事一覧

トンネル横丁の話(「忘れられた復興の風景」ライフさせぼ)

1945年の終戦から1950年の朝鮮動乱が起こるまでの間、この時期はいわば焼け跡から現在の佐世保の市街を形成していく過程だといえる。1948年(昭和23年)から1949年(昭和24年)の新聞を見てみると、毎日のように都市計画が進められ、佐世保港の利用について…

鵜渡越と親鸞聖人  (ライフさせぼ 2015年1月を書き換え)

佐世保は鎮守府が置かれたことで急激な発展を遂げた街だ。 鎮守府がおかれその街が発展し、人が集まるようになると、観光もまた重要視されるようになる。「鵜渡越」という地区がある。 現在、この地区に観光として訪れる人はそう多くはない。 しかしながらそ…

1950年の国勢調査(『ライフさせぼ』2014年10月)

10月1日は、5年に一度実施される国勢調査の調査日だ(今年は該当の年ではない)。 国勢調査は世界中の国で実施されている。 日本は明治時代より実施しようという動きがあり、明治35年「国勢調査に関する法律」が公布され、その後日露戦争などで実施は先送り…

東京学生寮という戦後史(『ライフさせぼ』2015年2月)

学生寮という制度がある。代表的なものとして大学生向けの寮があり、大学毎に運営される寮もあれば、県人寮と呼ばれる県の育英会が主として運営する寮もある。そして、市の育英会が運営する寮もある。財団法人佐世保市育英会は2011年まで、佐世保市東京学生…